2024.01.04

食品部情報
「絆」ブログ

 

令和 6年 1月 4日

 

旧年中は格別のご厚情を賜り誠にありがとうございました。本年も倍旧のご高配を賜りますようお願い申し上げます。

今年の干支 「甲辰」は「春の日差しが、あまねく成長を助く年」と言われます。目に見える表だった行いも、これまで人目に付かなかった行いも、ありとあらゆるすべてに光が当てられ、大きく変化していく年になりそうです。3年前からの続いたコロナ禍において、積み上げた努力に光が当たり、更なる成長として報われる、そんな年になりそうです。

 

☆お酒の飲み方の多様性への対応

行動制限が解除され、複数人で飲食をする機会が増えてきました。そんな中、お酒・ドリンクの飲み方の多様性がクローズアップされています。体質や気分、シーンに合わせて、各人が楽しめる「宴席」は参加者だけでなく提供する飲食店にも対応を求められます。ある調査によると「飲み会」が好きという人のうち、お酒が弱いまたは全く飲めないという人の割合は3割にのぼり、お酒ではなく、雰囲気や会話、コミュニケーション、美味しい料理を楽しんでいるようです。一方、お酒を飲まずに参加した「飲み会」を楽しめない人は、「酔った人との接し方」や「会費の不公平さ」「微アルやノンアル飲料の選択肢の少なさ」などに不満を持っています。飲み方にも多様性が求められる中、色々な人が楽しめる食シーンの提供が集客のポイントです。

 

☆DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進

DXとは、デジタル技術で社会や生活の形を変えること。ビッグデータなどのデータとAIやIoTを始めとするデジタル技術を活用して、業務プロセスを改善しても、それがオペレーションやサービス、ビジネスモデルの変革に結びつかなければDXとはいえません。食品流通におけるDXは、各企業で行えることと業界全体で取り組むべきことがあります。各企業で行うDXは、受発注から起票、配送、請求・回収など業務に関わるオペレーションの手間軽減、抜本的な省力化に繋げることが求められ、そのことが企業価値の向上と競争上の優位性を確立することに繋がります。一方、業務用食品流通業界全体で取り組むべきDXも今後の大きな課題です。エンドユーザー様のPOSデータなどの情報が製造元のメーカー様まで一気通貫に共有できれば、より市場にマッチした商品開発ができ、また、精巧な需要予測に繋がることで欠品リスクの軽減や食品ロスの低減にもお役立ちできる可能性があります。デジタル技術の活用によって、配送効率の向上も可能です。企業グループの垣根を超えた共同配送システムの構築まで夢は拡がります。

 

☆食品の値上げ動向

2022年以降約2年間続いた食品の「値上げラッシュ」も今春にはやっと一服しそうな見込みです。原材料高騰やエネルギーコストや人件費、物流費、包材資材価格の高騰、為替リスクなど複合的な要因にて、この2年間は過去類の見ないあらゆる食品の複数回の値上げがございました。昨年は値上げの浸透により企業の採算性の改善が進み、また、消費者の値上げ疲れも顕在化してきました。しばらくはいわゆる“駆け込み値上げ”がございますが、今春には概ね終息する傾向で推移するとみられております。

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